FF3ピクセルリマスター版をやりこんだ感想

ゲーム攻略

先日FF3のピクセルリマスター版の最強育成を終えたので感想を書いていきます。
なお、筆者はDS版のFF3をやりこんでいた過去があるので知識が偏った感想を述べています。
ご了承ください。

システム面

エンカウントON/OFF

コントローラーのRスティックを押し込むとエンカウントON/OFFを切り替えれる機能。
ダンジョン攻略やアイテム収集する際に特定のフロアまで行く時にお世話になりました。
本作はFF6みたいに育成のために低レベル攻略をする必要がないので恩恵は少ないですが、ダンジョンのモンスター図鑑を埋めた後ボス部屋まで一直線に向かうことができる点は快適でした。

正直他のリメイク、リマスター作品にもつけてほしい機能です。

ブースト機能

コンフィグからギル、経験値の獲得量が0~4倍に調整できる機能。
こちらはレベリングでお世話になったのは勿論、0倍にできるので極限低レベル攻略挑戦する敷居が一気に下がったのが面白いところだなと感じました。
低レベル攻略において獲得経験値をどのように対処していくかはどの作品でも頭を悩ませる内容ですからね。
実際DS版のネプト神殿を低レベル攻略するとなった際の難易度はラストダンジョン並みに高かったですから(主にボス戦の間引きとデッシュのせいで)。

いずれ低レベル攻略にも挑戦してみたいです。

オートバトル

バトル中にYボタンを押すと直前の行動を記憶して高速オートバトルに切り替わる。(swich版)
恐らくピクセルリマスター版の中でオートバトルの恩恵を最も受けているのが本作なのではないかと思っております。
最強育成を行った際、熟練度上げやオニオンシリーズの収集で多くの時間を割いていたのでオートバトルで楽できたのは本当にありがたかったです。
また、初期の作品なだけあってバトルシステムがシンプルな部分が多々あったので、ボス戦でもひたすら特定のコマンドを擦り続けてピンチになったら手動に切り替えるといったプレイスタイルに落ち着いたのではっきり言って楽でした。

欲を言えばオートバトル以外に倍速機能をつけてほしかったというのはあります。
吟遊詩人を起用した際その都度オートバトルを解除するのが怠かったので。

ジョブシステム

テコ入れされたジョブたち

本作はDS版にあったジョブアビリティの一部を採用されていました。
その中でも大幅に強化を貰ったのが、詩人、空手家、魔剣士辺りかなと個人的に思います。
空手家、魔剣士は全体攻撃を覚えて雑魚戦の一掃に貢献してくれたのが大きいです。
本作は1度の戦闘で戦う雑魚敵の数が多いので全体攻撃の価値が相対的に上がってきてますから。
DS版とか1~2体程度だったのに大きな違いです。
どちらもラストダンジョン直前で力不足感が否めなくなり忍者、賢者に鞍替えしますがストーリー全体の貢献度具合で考えるとかなり良調整を貰ったジョブではありました。
詩人はDS版と比べてお手軽感は無くなってしまいましたが、FC版を調べてみると性能が悲惨すぎたので調整貰って良かったと思います。
というか数少ないバフ要因なので本作の性能くらいが良い落としどころなのかもしれないです。

埋められなかったジョブ格差

FFシリーズ初のジョブチェンジシステムを起用したナンバリングなだけあってジョブ性能に大きな格差がある本作ですが、ピクセルリマスター版でもその格差が埋まっている印象はありませんでした。
特に元から弱いのにテコ入れされなかった幻術師、魔法の効果が変更された影響を受けた導師、全体攻撃ができるジョブが増えて相対的に価値が下がった魔人、燃費が悪い上に上位互換の賢者がすぐ入手出来てしまい出番がない魔界幻士辺りが悲惨でした。

個人的にはDS版みたいなほとんどのジョブアビリティを追加して、どの時期でも活躍できる位の性能に調整してほしかった感はあります。
戦士の踏み込むで高火力を叩き出したり、竜騎士のジャンプでボスを一撃で沈める威力を出せるロマン溢れる性能をしていたりと、個性があふれて使っていて楽しかった記憶があります。
ただ、それだとFF3のコンセプトである要所要所でジョブを切り替えてダンジョンを攻略するという部分から多きく離反するので、今作の調整が本来のFF3なんだろうなと実感しました。

と、思いきや全体物理攻撃ができるようになったジョブが出てきたため雑魚戦はこいつらでよくね?状態が続いて同じジョブを使い続けていたわけですが。

熟練度に関して

本作はどのジョブも5ターン行動を起こすたびに熟練度が1上昇するシステムへと調整されました。
防御しておけばよいのでオートバトルと合わせて熟練度上げがかなり楽になりました。
DS版では腕熟練度とかありましたが、本作でそれを採用してもダメージ上限が低いのでオーバースペックだよなと。そもそも苦行すぎるので消してほしいくらいです。

熟練度の影響力はDS版程では無いですが、火力や回復量に大きく影響されています。
個人的に熟練度を上げることが一番火力に貢献できると考えております。
本作の熟練度システムは火力の底上げという地味な役割ですが、終盤のダンジョンを考えると熟練度上げをサボったツケが必ず回ってきます。
熟練度1桁で最強装備のジョブと熟練度99で2回りランクが下の武器を装備したジョブの火力はそこまで変わりません。
その程度の火力でラストダンジョンに挑むとジリ貧で敗北濃厚なので準備として熟練度上げをする必要があります。
一気に駆け抜けるというより、ある程度ジョブを育ててからダンジョンに挑むという構成となっているので、ゲームのテンポは若干悪いと感じてしまう方もいるかもしれません。
筆者はレベリング以外で火力が上がる要素がある熟練度システムは好きですし、ジョブチェンジがメインとなるFF3で使い続ける事で強くなる職人の領域みたいな意味合いを感じてよいと思っております。

アイテム収集

本作のレアアイテム集。
オニオンシリーズ、沈黙のお札、亀の甲羅割り。
元祖レア装備のオニオンシリーズ。
これを人数分そろえるのが最終目標だったのでいき込んでいましたが、それ以上に入手が面倒なアイテムが沈黙のお札と亀の甲羅割り
こちらは特定のモンスターを狩れば低確率でドロップしますが期待値が体感オニオンシリーズより低いです。
というのも、オニオンシリーズをドロップする3種類のドラゴンはアイテムドロップ率が100%保証されたうえでドロップアイテムの内容が吟味されるのですが、他2つは低いドロップ率を超えてからのアイテム内容の吟味が入るので、討伐回数が嵩む結果となりました。

個人的にアイテム収集で一番苦労したのが沈黙のお札のドロップ狙いです。
亀の甲羅割りはオニオンシリーズと並行してドロップを狙えますが、こいつだけはドロップするモンスターが別の地域だったので悩まされました。
筆者は幸いレベル上げの最中にドロップしたので良かったですが、レベル上げが終わった後にコレクション用アイテムを延々と狙うのは精神的にきついだろうと感じます。

めでたくドロップしましたが、途中までホントにドロップするのか疑心暗鬼だったため、本プレイで一番精神をすり減らした作業かもしれないです。

討伐数。
最初はファハンを狙って狩り続けましたが、途中で飽きてしまい、ストーリークリア後にレベル上げを兼ねてグラネイドを狩り続けてドロップしました。
エンカウントする機会が多いとはいえ知らないうちにこれだけ狩っていたのが驚きです。

オニオンシリーズを揃えた時の達成感は筆舌に尽くしがたいです。
最強の育成を終えて最強装備を揃えた後のたまねぎ剣士は文字通り無双してくれました。
自分の手で最強を育て上げる楽しさを追求するのもやりこみの醍醐味だなと改めて実感しました。

各ドラゴン達の討伐数。
緑が30体程度で完了したのが豪運すぎたなと今でも思っております。
赤、黄も若干期待値より少なく終わらせれたのかなといった感覚でオニオンシリーズの収集は完結しました。

ちなみにオニオンソードは黄色を狩っている間に人数分揃いました。
なんで?

おまけの亀の甲羅割り。
オニオンシリーズの収集中に合計6個ドロップしました。
同じダンジョンでレアアイテムを同時に狙えるのは楽で助かります。

終わりに

今回最強育成を完了しましたがプレイ時間が60時間弱、初回プレイを合わせると70時間ほど遊んでおりました。
本作はオートバトルやエンカウントオフ、ブースト機能の搭載、ゲーム内の調整が施されており、快適に遊べるようになっております
プレイ時間の大半を熟練度上げやアイテムドロップに費やしていたので、オートバトル機能で単純作業を自動化できたのは本当に助かりました。
育成、アイテム収集、モンスター図鑑埋め等々やりこみの難易度は優しめで、初めてやりこみプレイをする方にはおススメの作品となっております。

逆に通常プレイでは10時間程度でクリアできるくらいの内容なのでその点でもRPG初心者な方に勧められる作品です。

不満な点が上がるとすれば、追加要素がない点でしょうか。
最強育成したたまねぎ剣士で試し切りできる相手がいないのが残念です。
DS版の裏ボスを用意してくれてもよかったのにとプレイし終えて改めて思いました。

筆者は次回のアップデートで追加ダンジョンを期待しながら待っております。
このまま終わらせるのは勿体ないのでスクエニさん前向きな検討お願いします。



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