2024年5月6日ヒューマンバグ大学にて投稿された動画。
この回で天羽組と神城組の抗争が始まるのですが、ここまで各組織どこか落ち度があったか考察しようかと思います。
というのも、視聴者の間で色々な意見が出ていたのでこの場で自分の考えを書き残そうかと。
よろしければ最後まで見ていってください。
あらすじ
主人公小峠華太が所属する天羽組に横浜極道家入組が訪れた。
家入組のシマである閏間地区の治安が悪化、さらに横浜の武闘派組織の神城組に圧力をかけられてしまい、天羽組に力を貸してほしいという相談だった。
天羽組は抑止力になればと思い今回の話を快諾した。
一方、神城組は地元愛が強く家入組が助けを求めたら協力する構えでいたが、天羽組に相談に行ったことを知り家入組との関係が悪化する。
東京極道と横浜極道は過去に大規模な抗争を起こしており、互いに険悪な関係が続いていた。
その中で家入組は東京極道からシノギに関して世話になっており、このことに関して恩義がある。
東京極道との付き合いを解消する気のない家入組は横浜極道の会合をボイコットした。
これに対して神城組は敵対するという意志とみて、最終警告として家入組長の前に姿を現した。
緊張状態で限界だった家入組構成員の柴原が発砲し、神城組の構成員を撃ちぬいてしまった事で取り返しのつかない展開へとなってしまったのである。
各組織の主張
天羽組
家入組との付き合いもあるため、協力を快諾。
あくまで抗争を起こさないよう、抑止力として武闘派構成員を派遣。
家入組
東京の極道にシノギ関係で恩義があるため、縁を切りたくない。
神城組からの圧力が強く、敵対していると思っている。
神城組は東京極道と繋がりがあることに関して不満があり、自分たちの意見を聞く気は無いだろうと思い込んでいる。
神城組
家入組のシマである閏間地区の治安改善に協力する気でいた。
家入組が相談した相手が東京極道であることに不満を感じている。
過去に東京極道と横浜極道が大規模な抗争を起こして以来、東京極道に対して良い感情は持っていない。
ただし、家入組が東京極道と繋がりを持っていることに関しては不満はあるが文句は言ってこない。
(他組織の交流に口出しする権利はないからという理由)
各組織の落ち度
天羽組
まず最初に、武力で抑止力になるという考えが悪いです。
過去に天羽組は抑止力として武力を持っているとアピールする為、海外の商人を通じて武器を仕入れるようにしていました。その結果、近隣組織の京極組の拠点を荒らしてしまい抗争するという結末を迎えた訳ですが、今回も同じ考えで武闘派を派遣したわけですから何も学習しておりません。
そもそも今回の相談は、県外組織にあるシマの治安改善という天羽組サイドにとってはメリットがない内容だったので断った方が良かったと思います。
それより神城組との折り合いが悪いという相談に耳を傾けて、両組織の仲裁に入り話し合いをしやすい環境を作り上げる役に回った方が断然よかったと思いますね。
天羽組長は近隣組織から仲裁の依頼をよく受ける訳ですから。
(神城組からは煙たがれそうですが)
派遣先でもガバを出しております。
それは家入組長の護衛に若手の宇佐美を付けたこと。
横浜に派遣されたのは小峠、青山、宇佐美の3人でした。
当時3人の役割は小峠、青山は閏間地区に蔓延っている半グレ粛清、宇佐美が家入組長の護衛となりました。
傍から見るとリスク管理ができていないです。
神城組の関係が険悪になっているわけですから警戒のレベルを上げなければいけないはずです。
そこについた護衛が宇佐美と家入組の構成員である柴原の2人というのは、神城組に対してナメているとしか思えないです。
それに対して半グレ粛清に戦力のリソースを割いているので、今回派遣されたメンバーは人員配置が恐ろしくヘタクソという烙印を押されてしまったわけです。
まとめると以下の3点になります。
- 何でもかんでも相談に乗ってしまった
- 人員配置の際、力を入れる場所を間違えた
- 武力で抑止力になるという甘い考えが構想につながった
改善案としては以下の3点です。
- 神城組と話し合いができるよう、仲裁に入るよう立ち回る
- 家入組長の護衛に人員を割く
- 天羽組長の考えに意見を言える人間を側近に置く
個人的に天羽組長の一言ですべて決まってしまうワンマン組織になっているので、野田の頭や天羽組長の奥さん辺りがしっかりと意見を述べて、それを聞き入れたうえで決断を下してほしいところです。
家入組長の護衛も、青山や小峠がついていた場合発砲する展開もなかったかもしれないです。
神城組
神城組は自身の考えを家入組に伝えず、高圧的な態度で接してしまった点が落ち度になります。
そもそも神城組は「東京極道と繋がりがあることに関しては文句はない」「閏間地区の治安改善に関して頼ってくれれば全面的に協力する」という構えで、最初から家入組に対して圧力をかけている訳ではなかったんです。
天羽組に頼ってから高圧的な態度で警告を続けていった結果、家入組は聞く耳を持たなくなってしまいました。(家入組はそれ以前の問題がありますが)
この時点で圧力をかけずに自身の意見を伝えていればまた別の方向に向かっていたかもしれません。
ただ、過去の東京極道との抗争で、東京極道とは険悪な関係の中で家入組の行動を見たら思うところがあってもしょうがない気もしますが。
まとめると以下の2点です。
- 高圧的な態度で家入組を追い詰めた
- 自身の意見の詳細を家入組に説明していなかった
改善案は以下の2点です。
- 自身の意見を詳細に説明して、家入組と敵対したいわけではないと伝える
- 家入組が敵対しない限り高圧的な態度をとらない
高圧的な態度をとってしまったり協力したいという気持ちを伝えなかった点は神城組の落ち度ですが、過去の背景を鑑みると憤りを感じてもしょうがない気がします。
家入組
はっきり言いますと、この組織が騒動の大戦犯です。
まず、相談する組織を間違えている。
閏間地区の治安改善に関しては横浜内の問題であって、外部の組織に相談するという行為は最終手段な訳なんですよ。
まずは身内の組織に相談するべきだと思います。
協力的だった神城組に対してそっぽを向き天羽組に頼み込む姿は、他組織視点だと天羽組と手を組んで横浜を裏切る家入組と見られても仕方ないと思います。
さらに、横浜極道が身内意識が強く、東京極道に対して嫌悪感を抱いているという点を理解した上で、今回行った行動なのもタチが悪いです。
次に閏間地区を蔑ろにしている点。
そもそも閏間地区の治安が悪い理由は、家入組の武力が足りず半グレを放置しているからです。
そのような状態にもかかわらず、東京極道の交流云々の主張ばかりをしているので閏間地区を守る気あるのか怪しいです。
シノギで経済を発展させるのは大切ですが、自身の拠点の治安を安定させて初めてその話に移ることができる訳なんですよ。
極道は拠点が荒れていたら衰退してしまうわけですから。
一言頼めばすぐに駆け付けてくれる神城組に相談しなかったのも、東京極道と繋がりがあるからと話し合いを放棄しましたし。
自分の拠点を守れない時点で選択の自由は無いので、東京極道の交流云々以前に様々な手段を使って閏間地区の治安改善に尽力したほうが断然よいと思います。
過去の抗争で閏間地区を守り抜いたのに家入組が治安維持しないで東京極道に肩入れをするという、神城組からしたら怒り心頭ですよこれは。
まとめると以下の3点です。
- 閏間地区の治安悪化を放置していた
- 協力要請を天羽組に頼み、横浜に招き入れた
- 神城組との話し合いの場を放棄して勝手に敵対関係を築いてしまった
改善案は以下の3点です。
- 閏間地区の治安改善を最優先に取り組む
- 東京極道との付き合い方を改める
- 神城組と腹を割って話し合い、自身の意見と神城組の意見を共有し誤解を解く
改善案を挙げましたが、天羽組を横浜に招いた時点で家入組は詰み状態になっていると個人的に思います。
怨敵の東京極道を横浜に招くというタブーを犯しているからね、しょうがないね。
結局誰が悪い?
今回各組織ごとの落ち度をまとめてみましたが、結局誰が悪いのか。
個人的に家入組長がぶっちぎりで戦犯です。
治安を守らない、話し合いをしない、シノギの事しか考えない、勝手に独立宣言をする、立回り下手。
他組織の人間の落ち度を束に纏めても、彼のやらかしに比べれば些細な事に見えてしまいます。
家入組長のやらかしは重要な選択肢を外しまくっているのがよくないです。
ホントによく組が解散しなかったなってレベルで。
因みに柴原の発砲に関してですが、家入組長がとった行動に振り回された結果が今回の発砲に繋がると思います。
家入組長は神城組と敵対する道を選びましたが、それに賛同した組員はどれ位いたのでしょう?
武力では勝ち目が無く、神城組に高圧的な態度で警告されていた期間は生きた心地がしなかったと思います。
今回その場にいたのが偶然柴原だったからであって、他の構成員でも同じ行動をとっていたでしょう。
それ位家入組長の行動は家入組を破滅へ追い込んでいたわけです。
おわりに
今回このような記事を書かせていただきました。
こんなにガバをさらけ出した組織は家入組が初めてな気がします。
今回の抗争は天羽組が初めて大義の無い戦いになる為、今後の展開が気になります。
もしかしたら天羽組の負けで終結するのではないかと筆者なりに予想しております。
家入組がしっかりケジメ付けてくれるなら満足ですが。
今後も予想を裏切る展開に期待しながら視聴していこうと思います。
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